衆院憲法審査会の与党筆頭幹事を務める新藤義孝氏(自民党)は24日、党本部で記者会見し、今国会で改憲議論が進まなかった現状について、立憲民主党の枝野幸男代表の意向によるところが大きいと主張し、「国民の期待を裏切っている」と恨み節を述べた。
昨年7月に審議入りしたままたなざらしの国民投票法改正案については「会期末(26日)になれば次の国会に継続審議になる」と指摘し、秋の臨時国会に持ち越すとの見通しを示した。
今国会で衆院憲法審は、国民投票運動時のCM規制に関して日本民間放送連盟(民放連)幹部の参考人質疑を1度実施したのみ。与野党幹事は改正案を採決し、翌週にCM規制の議論を行うことで大筋合意したが、枝野氏が了解しなかったため採決できていない。