17日、ロシア南部エイスクで、戦闘機が墜落し炎上する集合住宅。戦闘機のパイロットの一人は、パラシュートで降下した(右)、(SNSから=AP)
タス通信などによると、ロシア南部クラスノダール地方エイスクで17日、露軍の戦闘爆撃機Su(スホイ)34が訓練中、集合住宅の敷地内に墜落した。
【動画】ロシア軍の装甲車、地雷を踏んで爆発…映像公開
ロシア軍がウクライナ侵略で苦戦する中、国内の反戦ムードが一層高まりそうだ。プーチン大統領は17日、関係閣僚らを現地に派遣し、被害者を支援するよう指示した。
墜落により9階建て集合住宅が炎上して、6人が死亡し、19人が負傷した。6人の安否が不明。Su34の乗員2人は、緊急脱出した。墜落機は近くの軍用飛行場を離陸した際、エンジン1基が火災を起こしていたという。
エイスクはアゾフ海に面しており、対岸には露軍が占領しているウクライナ南東部の港湾都市マリウポリがある。