ウクライナ東部ドネツク州の前線で、ポーランド製自走砲を撃つウクライナ兵(2022年10月19日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】ウクライナは20日、ベラルーシとロシアによる敵対的な発言の激化や合同部隊の配備を受け、ロシアがベラルーシから攻撃を仕掛けてくる恐れが「高まっている」と指摘した。
【写真】ウクライナ東部で使用されるポーランド製自走砲
ベラルーシとロシアは先週、ウクライナの北側にあるベラルーシ国境の防衛を任務とする合同部隊を新たに結成すると発表。またベラルーシの国営ベルタ(Belta)通信によると、同国国家保安委員会(KGB)は20日、「ウクライナ領土からの情報活動やベラルーシ領空を侵犯しようとする試みが毎日のように増加している」と主張した。
ウクライナ軍のオレクシー・フロモウ(Oleksiy Gromov)参謀副長は会見で、「ロシアとベラルーシの軍事・政治指導部による攻撃的な発言が激化している」とし、「北方戦線でのロシア軍による攻勢再開の脅威が高まっている」と説明。ウクライナの西方に位置するポーランドなどの国々からの軍備供給路を断つために、ベラルーシ西部から攻勢がかけられることもあり得るとした。【翻訳編集】 AFPBB News