米空軍の戦闘機は嘉手納基地から撤退しません、今後も常駐する予定

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航空万能論の記事に基いてYouTuberさんが動画を作っても普段はスルーするのですが、とあるYouTuberさんが「沖縄がヤバい、米空軍が嘉手納基地から撤退する、代わりの部隊も来ない」と過激に煽ってるので軽く指摘しておきます。

やり過ぎは事実誤認を拡散するだけで何の意味があるのか管理人にはさっぱりわかりません

米空軍が嘉手納基地に駐留させる第44戦闘飛行隊と第67戦闘飛行隊を段階的に本土へ撤退させるのは「F-15C/Dの老朽化に伴う措置」で、米空軍が「より高度な第4世代と第5世代の戦闘機をローテーション配備=巡回駐留する」と言及している部分も、とあるYouTuberさんは「アラスカからたまに見回りに来るだけ」と表現していますが全然違います。

米空軍の戦闘機は嘉手納基地から撤退しません、今後も常駐する予定

出典:U.S. Air Force photo by Airman 1st Class Rebeckah Medeiros

現在提案されているローテーション配備の内容は「6ヶ月毎に分遣隊が入れ替わる=ローテーションする」というもので、嘉手納基地に米空軍の戦闘機が常に駐留する状態が保たれるというのが正しい情報です。

恒久的に駐留する2個飛行隊とローテーションによる分遣隊派遣では「地域の(安全保障環境)及ぼすプレゼンスやメッセージ性で劣る」というだけで、軍事的に見た場合のプレゼンスは低下しませんし、米空軍の報道官も「嘉手納でのプレゼンスを維持する」と述べています。

米空軍の戦闘機は嘉手納基地から撤退しません、今後も常駐する予定

出典:U.S. Air Force photo by Master Sgt. Nicholas Priest 

さらに「F-15C/Dを撤退させる中国軍の攻撃を受けて破壊されるためだ」と指摘していますが、これは米ディフェンスメディアの推測(航空万能論の記事中でもその旨をきちんと指摘、参考にした原文へのリンクも貼っています)に過ぎず、このYouTuberさんは「安全保障や軍事に対する知識」が欠如しているか、より過激になるよう「意図的にやっているか」のどちらかでしょう。

娯楽として安全保障や軍事に関するニュースを扱うことに反対しませんが、やり過ぎは事実誤認を拡散するだけで何の意味があるのか管理人にはさっぱりわかりません。

米空軍、11月1日から沖縄に駐留するF-15C/Dの本土撤退を開始

 

※アイキャッチ画像の出典:U.S. Air Force photo by Airman 1st Class Matthew Seefeldt

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