ウクライナへの侵攻を続けるロシア軍のラピン司令官が解任されたと複数のロシアメディアが報じました。強硬派の影響力が強まっているとみられます。
ロシアメディアは29日、ウクライナへの侵攻を巡り、中央軍管区のラピン司令官が解任されたと伝えました。
国防省や大統領府から正式な発表はなく、ラピン氏の所在も分かっていません。
ロシア軍の撤退が続くなか、ラピン氏はチェチェン共和国のカディロフ首長ら強硬派から厳しく批判されていました。
解任が事実であれば、責任を負わされたとみられます。
アメリカのシンクタンク戦争研究所はラピン氏の解任の真偽は定かではないものの、解任の情報が飛び交うこと自体がカディロフ氏らの影響力が強まっていることを示していると分析しています。
カディロフ氏は小型の核兵器の使用が必要だと公言し、ウクライナの都市を一掃するべきだなどと主張しています。
テレビ朝日