モスクワのロシア大統領府で治安関係の会合に出席したパトルシェフ安全保障会議書記(左)とボルトニコフ連邦保安局長官=2017年12月(タス=共同)
【ロンドン共同】英紙タイムズ電子版は4日までに、ロシアがウクライナ侵攻を決定する過程で、プーチン大統領の最側近のパトルシェフ安全保障会議書記と、ボルトニコフ連邦保安局長官、ショイグ国防相の3人が主導的立場にあったと伝えた。ロシア政府筋などの話を基にした英歴史家の新著の内容として報じた。
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それによると、KGBでプーチン氏と同僚だったパトルシェフ氏と、ボルトニコフ氏が特に強硬で、この2人が昨年の夏までに、侵攻が必要だとする「原則的な決定」を下した。後はプーチン氏の説得を残すのみだったとされ、ショイグ氏は「(侵攻に)ためらいを見せることもあった」としている。