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通常国会が閉幕し、参院選の日程が決まった26日、改選数が1人増え、6つの枠を争うことになる東京選挙区でも事実上の選挙戦がスタートした。街頭に出て演説するなど現職5人(改選組)らは活動を展開。同選挙区では10人以上が出馬を表明しているが、ほかにも立候補の動きがあることから、約20人の候補者による戦いになるとみられる。
現職候補は早くも選挙モードに入った。
前回トップ当選した丸川珠代氏(自民)はこの日、党本部で開かれた比例候補の決起会合に出席した。既に港区と立川市に選挙事務所を立ち上げており、7月2日には新宿駅前で街頭演説を行う予定だ。
同じ自民の武見敬三氏も選挙期間中、頼みの医師・薬剤師関係の組織票に上積みする票の獲得に向け、島嶼(とうしょ)部も含めた都内全域を回り、政策を訴える方針だ。
自民とともに与党として政権運営にあたる公明代表の山口那津男氏も今後、新宿駅前で街頭演説を実施する予定。幼児教育の無償化など党の実績や公約を訴える意向だ。
4月に政治団体「れいわ新選組」を設立した山本太郎氏は今月27日に新宿区内で記者会見し、自身も含めた同団体の候補者を発表する予定。既に各地で街頭演説などを行い、団体名の浸透を図るとともに、選挙資金となる寄付金を広く集めている。
前回、12年ぶりに東京選挙区で共産の議席獲得を果たした吉良佳子氏はこの日夕方に新宿駅前で、志位和夫党委員長と街頭演説を予定。今後、文京区などでも街頭演説を行い、支持拡大を図る。
このほか、立民の山岸一生氏や幸福の七海ひろこ氏ら新人候補もこの日、街頭演説を実施。今後、遊説活動やミニ集会を予定する他の陣営もあり、各候補の選挙活動はさらに活発化しそうだ。
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