犯人逮捕直前、担当刑事は政権に不当拘束された…中村哲さんを殺害したのは誰なのか 30年交流の記者、3年間の現地取材報告(上)―安井浩美のアフガニスタン便り

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犯人逮捕直前、担当刑事は政権に不当拘束された…中村哲さんを殺害したのは誰なのか 30年交流の記者、3年間の現地取材報告(上)―安井浩美のアフガニスタン便り

ペシャワール会現地代表だった中村哲さん

犯人逮捕直前、担当刑事は政権に不当拘束された…中村哲さんを殺害したのは誰なのか 30年交流の記者、3年間の現地取材報告(上)―安井浩美のアフガニスタン便り

解剖施設から搬送される中村哲さんの柩

 あの日、2019年12月4日。私は、韓国の仁川空港にいた。病気の手術と治療のために夏頃から半年近く、日本で過ごした後だった。アフガン人の夫は、手術を受けた10月に日本へ来てくれた。私は術後の経過を見るため残り、夫が先に帰国した。ようやく医者から帰国の許可が出て、予定を1週間前倒しして大喜びで帰国の途に就いたところだった。とんどでもないニュースが飛び込んできたのは、関西空港から仁川経由でトルコのイスタンブールに向かう途中だった。

 イスタンブール行きの乗り継ぎ便に乗るために出発ロビーへ向かった。新型コロナウイルスの流行が韓国にも迫り、空港ではマスクが配られていた。出発ロビーに到着し、ベンチで一休み。空港の無料インターネットに接続したとたんスマホに速報が飛び込んできた。「中村哲氏撃たれる」のような短い速報だったと思う。一瞬、自分の目を疑った。誤報であってほしいと願いながら慌てて同僚のイスラマバード支局長にLINEで尋ねた。中村さんが銃撃されたのは本当だった。容体が知りたくてイライラしながら何度もニュースをチェックした。およそ1時間半の待ち時間はあっという間に過ぎ、イスタンブールへの搭乗が始まった。「どうか無事でありますように」と心の中で唱えながらも最悪の事態は覚悟しておく必要があるなとも思った。イスタンブールに到着してすぐにニュースを確認すると「中村さん死亡」のニュースが飛び込んできた。私の願いは叶わず「どうして?」という問いが頭の中でぐるぐる回っていた。それでも現実をなかなか受け入れられないまま次のカブールへの便を丸1日待つことになった。
▽ご遺体との対面

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