南アフリカのラマポーザ大統領=11月23日、ロンドン(AFP時事)
【ヨハネスブルクAFP時事】南アフリカのラマポーザ大統領に資金疑惑が浮上している。
大統領報道官は3日、政治と司法の両面から闘う決意を示し、大統領に辞任の考えはないと訴えた。
2020年2月、ラマポーザ氏所有の農場から多額の現金が盗まれたが、公表されなかった。今年6月になって元情報機関トップの告発で、もみ消し疑惑が浮上。国会の調査団は11月30日、ラマポーザ氏が違法行為に「関わった恐れがある」と報告書をまとめた。弾劾に道を開きかねない騒ぎになっている。
報道官は3日、報告書について「不備がある」と非難。「そうした報告に基づいて辞めたりはしない」と強調した。