中国「ゼロコロナ」政策めぐる抗議デモ、北京育ちの筆者が聞いた中国人たちのホンネ

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中国「ゼロコロナ」政策めぐる抗議デモ、北京育ちの筆者が聞いた中国人たちのホンネ

東京・新宿駅南口で開かれた在日華人らによる抗議集会。白紙を持つ人もいれば、「自由をくれ」などと書いた紙を持つ人もいた=2022年11月30日、東京都新宿区、今村優莉撮影

【動画】理系の中国最高峰、清華大学でも繰り広げられた「白紙運動」

武漢から鳴った電話「こんな国で生活が豊かになるか」

2020年、新型コロナの感染が広がり、世界に先駆けて武漢がロックダウンした際、取材したことがきっかけでずっと連絡を取り続けていた人だ。

「今すぐツイッターを開いて“漢正街”の様子をみて欲しい」

パソコンでツイッター画面を開き、王さんに言われた武漢市の繁華街の名前を入力すると、大勢の市民が抗議活動を展開し、その一部が街を封鎖するバリケードを破壊している動画などが多数投稿されていた。

武漢ではその少し前から感染者が微増しており、緊張感が高まっていたという。

ある小学校では2年生に陽性者が出たため、強制的に全員が宇宙服のような防護服を着せられ、別の場所に隔離された。その様子を映した動画も王さんからは送られてきた。

「親は一緒に行けない。2年生のこどもは一体どうすればいいんだ!」

それから王さんは、私に怒りをぶちまけた。

「こんな国で、若い世代の生活が豊かになると思う?」

「私は子どもは作らない。そう自分に誓った」

「みんなの我慢が限界に達したんだ」

「とにかく今日は武漢の様子に注目しておいて。ワールドカップよりよっぽど面白いことが起きるから」

王さんの言葉通り、武漢では夜を徹して多くの人が街に繰り出し、いつのまにか「自由を!」と声を上げる大規模な抗議に発展していった。

武漢だけではなかった。その週末は北京、上海、成都、広州といった各地の大都市で、市民が自由や民主を求めて抗議を繰り広げていた。

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