中国が南シナ海で埋め立てか 比外務省、「深刻な懸念」表明


中国が南シナ海で埋め立てか 比外務省、「深刻な懸念」表明

南シナ海・南沙諸島(スプラトリー諸島)のエルダド礁。米宇宙技術会社マクサー・テクノロジーズ提供(2022年11月4日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【図解】南沙諸島(スプラトリー諸島)における、各国の領有権の主張

 米ブルームバーグ(Bloomberg)は20日、米政府関係者から入手した画像に基づき、南沙諸島(スプラトリー諸島、Spratly Islands)周辺に新たな土地が出現したと報じた。南シナ海では近年、掘削機を積んで航行する中国船が目撃されている。

 比外務省は、「中国のこういった活動は、南シナ海に関する行動宣言と(同海での中国の領有権主張を否定した)2016年の仲裁裁判所の判断に反するものであり、深刻に懸念している」と警戒を示した。

 ブルームバーグによると、新たに埋め立てが行われているのはエルダド礁(Eldad Reef)、ウィットサン礁(Whitsun Reef)、サンディー礁(Sandy Cay)、ランキアム礁(Lankiam Cay)。

 ランキアム礁は、フィリピンが実効支配するロアイタ(Loaita)島から北東に13キロ、また中国が占領するスビ礁(Subi Reef)から53.3キロ離れた場所に位置する。

 中国外務省の毛寧(Mao Ning)報道官は、報道は「完全に事実無根」だと否定した上で、「南シナ海の無人島や岩礁での活動自粛は、中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国による行動と宣言で裏打ちされた厳粛な総意だ」と強調した。【翻訳編集】 AFPBB News



Source link