ウクライナ侵攻343日目の戦況、バフムート以外でもロシア軍が本格攻勢に出る兆し

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ウクライナメディアは「ロシア軍が全力で突破を試みるヴーレダーが占領されるとマリンカとクラホヴェが危なくなる」と報じており、バフムート周辺ではサッコ・イ・ヴァンテッティを奪われた視覚的証拠が登場、ロシア軍はシヴェルシク方向にも前進している。

レズニコフ国防相はドンバスと南部の2方向で敵は攻勢を行うことができると警告、ロシア軍の動員規模は30万人を超えている

最近のロシア軍はバフムート以外でも攻勢に出ており、ウクライナメディアは「ドネツク周辺のヴーレダーがホットスポットに浮上し、ロシア軍が大砲、BM-21、無人機、TOS-1Aなどの武器を使用して24時間体制で砲撃を加えているため約500人の住民(子供6人を含む)が砲撃下の中で生活を強いられる」と報じている。

ウクライナ侵攻343日目の戦況、バフムート以外でもロシア軍が本格攻勢に出る兆し

出典:GoogleMap ドネツク周辺の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)

ヴーレダー周辺で戦うウクライナ軍兵士は「今のところ敵の前進を阻止しているが、ロシア軍は全力でヴーレダーの突破を試みている、ここが占領されると他の防衛ラインが厳しくなるしかない」と明かしており、ウクライナメディアはヴーレダーを突破されるとマリンカとクラホヴェが危なくなると指摘している。

約11月間の戦いでドネツク周辺のロシア軍が前進できないでいるのはアウディーイウカやマリンカなどの防衛陣地を突破できないためで、ロシア軍はマリンカの側面や背後に回り込むためパブリフカを占領、こことミキルスキーからヴーレダーに迫っており、この地域の戦いはもはや小規模な争いから主要なホットスポットに昇格した。

ウクライナ侵攻343日目の戦況、バフムート以外でもロシア軍が本格攻勢に出る兆し

出典:GoogleMap バフムート周辺の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)

バフムート周辺でも「露ワグナーがサッコ・イ・ヴァンテッティを占領した」という報告があったが拠点制圧を示す視覚的証拠が登場、露ワグナーは同拠点からフェドリフカ、ミコライフカ、ヴァシュキフカの3方向に前進していると噂されており、ロシア軍は着実にシヴェルシク方向へも前進している。

軍事アナリストのロマン・スヴィタン氏(ウ軍元大佐)は「ロシア軍によるバフムート周辺の攻勢は1週間以上続いているため攻勢限界を迎えている=攻撃のピークは過ぎたので今後の戦いは楽になる」と予想しており、この見方が正しいなら「この地域のロシア軍(ワグナー)はバフムート包囲を完成させる前に力尽きた=集積した物資と人員を使い果たした」という意味になるが、ソレダルを含む一連の戦いに関してウクライナを含む西側の予想は尽く外れているので暫く様子を見てみないと何とも言えない。

ウクライナ侵攻343日目の戦況、バフムート以外でもロシア軍が本格攻勢に出る兆し

出典:ウクライナ戦線全体の戦況マップ/管理人加工(クリックで拡大可能)

因みにロシア軍はクレミンナ方面でもリマン方面に向けて前進を試みているため「2月攻勢の前兆ではないか?」という声もあるが、レズニコフ国防相は「ロシア軍の動員規模は30万人となっているが、国境地帯に展開する戦力は数えるともっと多い(具体的には50万人を示唆)」と明かし、ロシア軍はドンバスと南部の2方向から攻勢を行うことができると警告して「敵を甘く見てはならない」と付け加えている。

果たしてロシア軍は動員した大量の兵士で何処を攻めてくるのだろうか?個人的には静寂に包まれているフリアイポレ~ヴーレダー間のどこかで突破をこじ開け、ドネツク州全体の包囲を試みるのではないかと予想しているが、歩兵と大砲による第一次大戦スタイルで攻めるなら王道の平押しになるかもしれない。

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※アイキャッチ画像の出典:Telegram経由

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