韓国の統一部は3月24日の定例会見で、2007年に北朝鮮に供与した軽工業原材料関連の8,000万ドルが同日に最終返済期日を迎えたことを明らかにし「返済義務の履行を求める」と話した。韓国の聯合ニュースが報道した。
北朝鮮は2008年初めまでに初年度分を現物で返済したものの、その後は通知にも全く反応を示さない状態が続いているようだ。
南北協力に関する合意にも反し、国際社会における北朝鮮の信頼を「大きく損なう行為」だと批判。北朝鮮が合意を守り返済義務を誠実に履行するよう韓国政府に強く求めるとしている。
だがこれは韓国にとってブーメランになりかねない話だ。韓国は現在イランへの原油代金70億ドルを支払わず踏み倒しているが、これは北朝鮮が韓国に対して支払っていない金額の100倍規模だ。北朝鮮はイランと友好関係を築いていることから、イランの要求が再度強まる可能性がある。