ウクライナ侵攻402日目の戦況、ザポリージャやアウディーイウカで動き

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ザポリージャ州オレホボ周辺のウクライナ軍はグレーゾーンやロシア軍が支配していると考えられていた地域を侵食し始めており、アウディーイウカ方面でも攻めているはずのロシア軍支配地域までウクライナ軍が肉薄していることが視覚的に確認された。

情報空間における戦いでもウクライナ軍とロシア軍の攻守が逆転し始めている

ウクライナ軍の反攻作戦が行われる可能性が高いザポリージャ州のオレホボ周辺では、ここ1ヶ月間で両軍の小競り合い(ウクライナ軍による威力偵察を含む)が増えて視覚的な証拠も増加傾向だが、ロシア軍が投降を促すビラを無人機で撒く様子を公開。

この映像はヴァシリウカからオレホボを結ぶ幹線道路「T0812」が通る地域のウクライナ軍陣地に向けて散布されたことを示しており、映像に映り込んだ地形からウクライナ軍陣地がⒶ=47.50506, 35.62973にあることが判明して関心を集めている。

当該地域の前線はT0812沿いにあると考えられていたのだが、ウクライナ軍陣地は推定前線よりも南に5km以上進んだところにあり、グレーゾーン扱いだったノボダニリフカも現在はウクライナ軍が支配している可能性が高く、中々興味深い兆候だ。

ウクライナ侵攻402日目の戦況、ザポリージャやアウディーイウカで動き

出典:GoogleMap ザポリージャ周辺の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)

ここ1ヶ月間で確認された視覚的な証拠もオレホボ周辺やヴァシリウカ方面に集中しており、これを「反攻開始を示唆する動き」と見るか、それとも「反攻地点を偽装するための動き」と解釈するかは個々の判断によって異なると思うが、もうザポリージャ州、ドネツク州、ルハンシク州の何処から攻めてもロシア軍が用意した塹壕、龍の歯、防御陣地にぶちあるため、ウクライナ軍は素直にオレホボ周辺からトクマクを目指して南下するのではないかと思っている。

泣いても笑っても4月下旬か5月上旬には反攻作戦が開始されるので、もう間もなく見たこともない大規模な地上戦を我々は目撃するはずだ。

因みにアウディーイウカ方面ではロシア軍が支配していると考えられていたヴォーダイン周辺で「ウクライナ軍兵士がロシア軍の塹壕を掃討する視覚的証拠=Ⓑ」や「ウクライナ軍兵士がジャベリンでロシア軍戦車を破壊する視覚的証拠=Ⓓ」が登場した。

この視覚的証拠に基づくとヴォーダインからシェヴェルヌへの前進は成功しておらず、逆にヴォーダイン周辺までウクライナ軍が前進してロシア軍部隊を叩いているので、推定前線の位置を書き直す有力な証拠になるかもしれない。

ウクライナ侵攻402日目の戦況、ザポリージャやアウディーイウカで動き

出典:GoogleMap アウディーイウカ周辺の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)

戦況マップに書き込まれた視覚的な証拠は以下の通りで、Ⓐ~Ⓔをクリックすればソースに飛べます。

  • =ロ軍がウ軍陣地を攻撃する様子
  • =ウ軍兵士がロ軍の塹壕を掃討する様子
  • =ウ軍の攻撃でロ軍戦車が破壊された様子
  • =ウ軍兵士がジャベリンでロ軍戦車を破壊する様子
  • =ウ軍がロ軍兵士を砲撃する様子

冬場の戦いは攻勢を仕掛けたロシア側情報源の主張通りに展開し、それに沿った視覚的証拠が提供されていたが、3月後半に入ってロシア側情報源の主張を裏付ける視覚的証拠が激減し、これに反論するウクライナ側の視覚的証拠が増加しているため、情報空間における戦いでも攻守が逆転し始めている格好だ。

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※アイキャッチ画像の出典:110 окрема механізована бригада імені генерал-хорунжого Марка Безручка

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