最近米国の製造業が好調であることが報じられている。インフレ抑制法とCHIPS法が効果を発揮し、米国の製造業への投資が2000億ドルを超えた。これにより雇用が8万件以上増加し、半導体、電気自動車、バッテリー分野への投資が集中している。
この状況を受け、韓国は近日開催される米国との首脳会談で、量子コンピューティングや人工知能(AI)など、米国がリードする先端分野の知識と技術を共有することを要求するべきだとの意見が産業研究院のキム・ゲファン産業通商研究本部長から出ている。
韓国は世界最高水準の製造力を持っており、先端技術の共有によってさらなる発展が期待されると愛国日報こと中央日報は主張している。
だが韓国に先端技術を渡す理由はなく、見返りもおそらくないことから全く実現可能性がない願望の類でしかないと言える。
コメント欄では「韓国の半導体製造能力が世界最高水準であるという主張に疑問。その割合は全体の1%にも満たない」「アメリカによる半導体工場の建設に対して、韓国が量子コンピューティングやAIなどの先端技術の共有を要求することは図々しい」「韓国がIT大国を自称しているにもかかわらず、自国開発の取り組みが不足している」という批判意見が多く寄せられた。全体的に韓国の半導体製造能力や技術力に対する評価は低かった。(黒井)
【コラム】韓国、資金集まり体力強まった米国に「先端技術共有」要求を(1)
https://news.yahoo.co.jp/articles/64a5c7818b26925db3665799dcb89767cf0017c1