スーダンで激しい武力衝突、準軍事組織が大統領官邸や国際空港の占拠を主張

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スーダン共和国の準軍事組織(RSF)は15日、首都ハルツームにある大統領官邸、陸軍長官の住居、国際空港、北部州のメロウェ空港、北コルドファン州のエル・オベイド空港、各州の主要施設を支配していると発表、陸軍は偽情報だとRSFの発表を否定している。

両者とも数日以内に決着がつくと強気だが、首都を巡る攻防の戦況は良くわからない

スーダン共和国の準軍事組織(RSF)は今月12日に首都ハルツームやメロウェなどに部隊を展開、これに対して正規軍は「軍上層部の承認を得ない勝手な行動で法に反する行為だ」と非難、RSFに展開させた部隊を撤退するよう要求して緊張が高まっていたが、15日にハルツーム州、北部州、北コルドファン州などで武力衝突が発生。

スーダンで激しい武力衝突、準軍事組織が大統領官邸や国際空港の占拠を主張

出典:GoogleMap ハルツーム市内の状況/管理人加工(クリックで拡大可能)

RSFは首都ハルツームにある大統領官邸、陸軍長官の住居、国際空港、北部州のメロウェ空港、北コルドファン州のエル・オベイド空港、各州の主要施設を支配していると発表、さらにスーダン国営放送局、住宅街が広がるアル・ハルツーム・バフリ(北ハルツーム)などでも銃撃音が確認されている。

アルジャジーラの報道によればハルツームの南地区やアル・ハルツーム・バフリで激しい戦闘が発生しており、戦車や装甲車両も投入されているのも視覚的に確認され、スーダン陸軍(正規軍)は「全ての施設を陸軍が支配している、RSFは偽情報を広めようとしている」と発表、海外メディアは「RSFによるクーデターだ」と報じるところも出てきているが、RSFは「陸軍がハルツームにある本部を先に攻撃した」と主張している。

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両者は「正規軍の陸軍にRSFを統合する方法」で対立が表面化したと言われており、暫定政権=軍事評議会で「議長を務める陸軍出身のブルハン氏」と「副議長を務めるRSF出身のダガロ氏」との権力争いとも言え、両者とも数日以内に決着がつくと強気だ。

因みにRSFは10万人規模の戦力を有しているらしい。

追記:RSFがメロウェ空港を占領してスーダン空軍のMiG-29を接収したことが視覚的に確認された。

追記:RSFに降伏したスーダン陸軍兵士の様子

追記:首都ハルツームの中心部の様子

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※アイキャッチ画像の出典:Twitter経由

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