スーダンの内戦は6日目に突入、正規軍とRSFの間で一時的な停戦が発効

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スーダン暫定政権の主導権を巡る戦いは19日午後に発効した停戦が守られ、アルジャジーラは「銃声の聞こえない時間が過ぎている」と報じているが、両軍が入り乱れて戦う首都ハルツームの状況はカオスだ。

市内の至る所で戦闘が発生しているため「ハルツーム国際空港に航空機で乗り込んで自国民を救出する」というのは現実的ではない

スーダン暫定政権の主導権を巡る戦いは「ダガロ副議長が率いる準軍事組織(RSF)」が西ダルフール州、北ダルフール州、中部ダルフール州、北コルドファン州の主要拠点を抑えた可能性が高く、オベイド経由で首都ハルツームやメロウェ空港周辺に攻め込んでいると推定され、米国のウォール・ストリート・ジャーナル紙は19日「リビア反政府組織(代議院)の軍事部門を率いるハリファ・ハフタル司令官がRSFを支援するため軍事物資を提供している」と報じている。

スーダンの内戦は6日目に突入、正規軍とRSFの間で一時的な停戦が発効

出典:GoogleMap スーダンの状況/管理人加工(クリックで拡大可能)

ブルハン議長が率いる正規軍(スーダン軍)は東部と南部のの主要拠点を抑えた可能性が高く、アルジャジーラは「南ダルフール州に展開する第16歩兵師団が州都ニャラを制圧した」と報じており、RSFから奪還したメロウェ空港(軍民共用)ではMiG-29やFTC-2000を含む軍用機の多くが破壊・損傷しているのが衛星写真で確認されている。

首都ハルツームでは19日午後に発効した停戦が守られ、アルジャジーラは「銃声の聞こえない時間が過ぎている」と報じているが、両軍が入り乱れて戦う市内の状況はカオスの一言に尽きる。

スーダンの内戦は6日目に突入、正規軍とRSFの間で一時的な停戦が発効

出典:GoogleMap ハルツーム市内の状況/管理人加工(クリックで拡大可能)

どちらの勢力が市内の主要拠点を支配しているのか謎だが、大統領府官邸やハルツーム国際空港をRSFが支配している可能性が高く、空港近くの軍本部周辺はどちらの勢力も支配を確立できておらず、市内の至る所で戦闘が発生しているため「ハルツーム国際空港に航空機で乗り込んで自国民を救出する」というのは現実的ではない。

ハルツームから脱出可能なら東に移動し、カッサラ空港で自国民をピックアップするのが最も現実的と言えるが、約400kmの陸上移動の安全を確保できるのかは不明だ。

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因みに米Foreign Policy誌は「米国もスーダンからの自国民救出に取り組んでいるが、戦闘の激化でハルツーム国際空港が使用できなくなり救出作戦を実行できなかった。外国政府がワシントンに自国民の救出を手助けしてほしいと要請してきた」と報じている。

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※アイキャッチ画像の出典:Twitter経由

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