韓国政府「福島汚染水の影響がないか毎週放射能検査する」 関係改善は幻へ

韓国政府は、福島原発事故で発生した処理水の放出により、韓国産水産物が影響を受ける可能性があるという懸念を受け、毎週、国民からの申請を受けて韓国産水産物10品目に対して放射能検査を行うことを決定した。

これにより、韓国産水産物の安全性と信頼性を高めることが狙いである。

韓国海洋水産部は、「国民申請水産物放射能検査掲示板」を新設し、全国の養殖場や韓国海域でとれた水産物が対象となる。

外国産については、すでに食品医薬品安全処が放射能検査を行っているため、今回の検査申請対象から外れる。

国民が放射能検査掲示板に会員登録して、品目や地域を選択し、週1回申請することができる。申請現況は透明性をもって公表され、毎週金曜日までに申請を受け付け、申請が多かった上位10品目を対象に翌週検査を行い、結果を公表する予定である。

同じ品目でも産地が異なる場合は別々に検査される。また、水産物がとれない時期は除外される。

韓国政府は、昨年、5441件の韓国産水産物について放射能検査を行い、今年は8000件以上検査することを目標にしている。

過去には放射能基準値を上回った事例はなかったが、原発処理水の放出をめぐって懸念が絶えないため、国民が直接検査対象を選択する方法まで導入された。

韓国は月城原発こそが放射能汚染水を垂れ流していると言われているが、その汚染までもが福島のせいにされたらたまったものではない。岸田政権は風評被害の払拭に努めるべきである。(黒井)

韓国産水産物10品目、毎週放射能検査を実施へ…福島汚染水放出の不安払拭
https://news.yahoo.co.jp/articles/ed3b548c090ce47d934c6ec497feb9f3d842663b