カナダ海軍が潜水艦の輸入を示唆、今月中に韓国と日本に視察団を派遣予定

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カナダ海軍のトップシー司令官はヴィクトリア級潜水艦の後継問題について「時間的制約と海軍のニーズを考慮した場合、韓国のような国から潜水艦を購入するのが理に叶っている」と言及、今月中に韓国と日本に視察団を派遣する予定らしい。

国内雇用を優先して潜水艦の国内建造に拘るのではなく「潜水艦の輸入」を示唆している

カナダ海軍が保有するヴィクトリア級潜水艦の問題に触れると話が長くなるので割愛するが、10年以内にヴィクトリア級の退役が始まる予定なので海軍は「最大12隻の新型潜水艦を調達したい」と政府に働きかけているものの、政府の内部文書によれば「新型潜水艦の調達には最低でも15年はかかる見込みで、採用する調達戦略によっては25年かかる可能性がある」と指摘し、カナダのニーズを満たす潜水艦を国内建造するやり方ではヴィクトリア級の退役に間に合わない。

カナダ海軍が潜水艦の輸入を示唆、今月中に韓国と日本に視察団を派遣予定

出典:public domain ヴィクトリア級潜水艦

そのためトップシー司令官は「時間的制約と海軍のニーズを考慮した場合、韓国のような国から潜水艦を購入するのが理に叶っている」と言及したらしい。

The Globe and Mail紙の取材に応じたトップシー司令官は「新型潜水艦に関する決定は連邦政府が行うものだが、同盟国の事例を参考にすればカナダ国内で潜水艦を建造するのは非常に難しいと思う。時間的制約と海軍のニーズを考慮した場合、韓国のような国から潜水艦を購入するのが理に叶っているだろう」と明かし、同紙は「カナダ海軍にとって最も重要なのは数ヶ月間の連続運用能力と北極圏をカバーできる長距離航行能力で韓国のKSS-III(島山安昌浩級潜水艦)は我々のニーズを満たしている可能性が高い」と報じている。

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さらに同紙は「次期戦闘機の選定で時間を無駄にした教訓を活かし、次期潜水艦で同じ過ちを犯してはならない。カナダは迅速に決定を下して行動を起こさなければならない」と指摘しており、国内雇用を優先して潜水艦の国内建造に拘るのではなく「潜水艦の輸入」を示唆しているのが興味深い点だ。

因みにThe Globe and Mail紙は「カナダ海軍は今月中に韓国と日本に視察団を派遣する予定だ」とも報じており、既に韓国では「日本との直接対決になる」と盛り上がっているが、ドイツやフランスが競合相手に割り込んでくると予想する声もある。

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※アイキャッチ画像の出典:방위사업청

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