ロシア訪問断念の鈴木宗男氏「はっきり言いたい。あなたの100倍以上、国益を考えてきた」党幹部に激しく苦言　維新・藤田幹事長「行き違いがあった」

発言する鈴木宗男参院議員

GWのロシア訪問を断念した鈴木宗男氏が“苦言”です。10日、党の役員会で、維新幹部に厳しい口調で以下のように述べました。

【動画】激しい口調で迫る鈴木宗男氏「馬場代表、レベル3というのは何か国あるかご存知でしょうか？」

日本維新の会・鈴木宗男参院議員：「ここは（藤田）幹事長に、はっきり言いたい。国益はあなたの100倍以上、私は考えて政治家として動いてきた。やっぱり言葉の使い方というか、平場で言う時は考えてもらいたい」

鈴木氏は大型連休中に、ロシアへの訪問を計画していましたが、日本維新の会の執行部が『国益にマイナスにならないか』などと慎重な対応を求めたことから、党内事情にも配慮し、訪問を断念していました。

鈴木氏は、外務省が出しているレベル3「渡航中止勧告」についてはー

鈴木氏：「馬場（伸幸）代表、レベル3というのは何か国あるかご存知でしょうか？」
馬場氏：「知りません。」
鈴木氏：「レベル3は何十か国なんです。『国民に行かないで下さい、だから国会議員行っちゃダメだ』という短絡的な取り方をしている人がいますけどね、事実はそうじゃない。」

日本維新の会・藤田幹事長

”レベル3に強制力はない”などとして、「政治家としての考え方や立ち位置で動いていることを理解してほしい」と訴えました。

一連の発言に、藤田幹事長は「鈴木氏は独自のルートや見識を持ち合わせていて、敬意をもって接している」とした上で、「行き違いがあった」と釈明しました。