「ノッポさん」こと高見のっぽさん
TBS系「THE TIME,」(月~金曜・午前5時20分)は11日、NHK教育テレビ(現・Eテレ)の造形教育番組「できるかな」の「ノッポさん」として知られる俳優で作家の高見のっぽ(たかみ・のっぽ、本名・高見嘉明=たかみ・よしあき)さんが昨年9月10日、心不全のため都内の病院で死去していたことを報じた。88歳だった。
【写真】伝説の最終回「あ~あ、しゃべっちゃった」
葬儀は近親者のみで行った。「死後半年は(公表を)伏せてほしい」という本人の意向で、のっぽさんの89回目の誕生日にあたるこの日に公表したという。
「できるかな」(70年~)では、着ぐるみの「ゴン太くん」と無言でやり合う姿も人気を博し、90年3月まで続く人気番組となった。最終話で突然「あ~あ、しゃべっちゃった」と沈黙を破った姿は、衝撃の回として知られている。
番組では、ノッポさんが2006年1月24日に同局系「はなまるマーケット」に出演した時のVTRを放送した。その中で「できるかな」で無言を貫いたことについて「僕にとっては、あまりつらいことではなかったですよ」と明かしていた。さらに「でも、あの番組終わってから意外と自分がおしゃべりだって、この頃、反省しているんです」とコメントしていた。
続けて「はなまるマーケット」出演時に披露したタップダンスのVTRを放送し、ノッポさんをしのんでいた。
報知新聞社