
日テレNEWS
35年間にわたって紛争が続く旧ソ連アルメニアの飛び地「ナゴルノ・カラバフ」について、パシニャン首相は22日、条件付きで「アゼルバイジャンの一部として認める用意がある」と表明しました。
ロシア国営タス通信によりますと、アルメニアのパシニャン首相は、「ナゴルノ・カラバフを含むアゼルバイジャンの領土保全を認める」と表明しました。その条件として、「アルメニア住民の安全が保障されることだ」と付け加えました。両国は仲介するロシアのモスクワで25日に直接会談する見込みです。
アルメニアの飛び地「ナゴルノ・カラバフ」を巡っては、35年間、紛争が続いていて、仲介役のロシアが平和維持部隊を派遣しています。しかし、紛争は収まらず、アルメニアは、ロシアが役割を果たしていないとして、ロシア主導の軍事同盟・CSTO(=集団安全保障条約機構)の演習受け入れ拒否を表明するなど、ロシア離れの動きも見せていました。
※写真:アルメニア首相府HPから