米大統領選 共和党指名争いにスコット上院議員が立候補を表明


米大統領選 共和党指名争いにスコット上院議員が立候補を表明

米大統領選への出馬の意向を表明した共和党のスコット上院議員=米南部サウスカロライナ州で2023年5月22日、AP

 スコット氏は、同州下院議員、連邦下院議員を経て13年から上院議員を務めている。超党派での法案提出などに取り組んできたほか、演説のうまさに定評がある。現在の上院共和党では唯一の黒人議員で、人種的少数派(マイノリティー)の取り込みなどを期待する声も出ている。演説では、シングルマザーの貧困な家庭で育った自身の生い立ちに触れ、「私は米国が抑圧の国ではなく、機会の国であることを示す生きた証拠だ」などと語った。

 同党では、ドナルド・トランプ前大統領(76)、ニッキー・ヘイリー元国連大使(51)、エーサ・ハチンソン前アーカンソー州知事(72)らが既に立候補を表明した。各世論調査では、トランプ氏が支持率で他を引き離している。有力な対抗馬と目されている南部フロリダ州のロン・デサンティス知事(44)は週内に大統領選に向けて始動する見通しだ。【ワシントン西田進一郎】



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