カンヌ国際映画祭で映画「首」の上映前にレッドカーペットを歩く北野武監督(左)と夫人=23日、フランス・カンヌ(AP)
北野武監督(76)の「首」(11月23日公開)が23日(日本時間24日)、第76回カンヌ映画祭のカンヌ・プレミア部門でワールドプレミアとして世界初上映された。熱烈な歓迎を受け、上映後は5分に及ぶスタンディングオベーション。すでに海外の配給会社などから問い合わせが来ており「世界のキタノ」の人気ぶりを見せつけた。レッドカーペットには20年に再婚した夫人を伴って登場した。
【写真】レッドカーペットに登場した(左から)中村獅童、西島秀俊、北野武監督、北野夫人、加瀬亮、大森南朋、浅野忠信
北野監督はレッドカーペットに夫人を伴って登場した。20年に再婚した18歳年下の夫人で、公の場に登場するのは初めて。着物姿で髪はボブヘア。どこかミステリアスな雰囲気のある印象だ。当初、北野監督の少し後ろを歩いていたが、写真撮影では西島や加瀬に促されて隣に。北野監督と仲良く手をつないで取材陣の要請に笑顔を向けていた。
12年ごろに交際がスタートし、15年に個人会社「T.Nゴン」を2人が中心となって設立。北野監督が18年に「オフィス北野」を退社してからは、マネジメントを担っていた。19年に北野監督と前夫人の幹子さんとの離婚が成立し、公私両面でのパートナーに。北野監督は当時73歳で、芸能界の歴史でも最高齢クラスでの再婚と話題になった。