<ウクライナ情勢まとめ>ロシア西部戦闘で13人死傷 掃討作戦終了(5月25日)

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<ウクライナ情勢まとめ>ロシア西部戦闘で13人死傷 掃討作戦終了(5月25日)

ロシア側が武装集団の掃討作戦が終了したとしている露西部ベルゴロド州の集落=2023年5月23日、ベルゴロド州知事提供・ロイター

 ◇武装集団、住宅・工場など攻撃

 ウクライナと国境を接するロシア西部ベルゴロド州で武装した集団が住宅や工場など数カ所を攻撃した戦闘で、同州知事は23日、露軍による集団の掃討作戦が終了したと述べた。州知事は避難中の80代女性1人が死亡、23日までに12人が負傷したとしている。

 露メディアによると、ベルゴロド州では22日、少なくとも4カ所で銃撃などが発生した。州知事はウクライナの「破壊工作グループ」が領土内に侵入したと主張。これに対し、ウクライナ側は、侵入した部隊はロシア国内の反プーチン政権勢力だとして関与を否定している。【関連記事】13人死傷のロシア西部戦闘 ロシア州知事「掃討作戦終了」

 ◇露国防省「ウクライナ無人艇の攻撃」動画を公開

 ロシア国防省は24日、黒海で天然ガスのパイプラインの警備に当たっていたロシア海軍の偵察艦に対し、ウクライナ軍が3隻の無人水上艇による攻撃を仕掛けたと発表した。偵察艦は無人艇を砲撃により破壊し、通常通り任務を続けているという。

 発表によると、攻撃があったのはボスポラス海峡の北東140キロ付近の海域で、トルコの排他的経済水域(EEZ)内だったという。通信アプリ「テレグラム」では、無人艇を破壊した場面とみられる動画も公開した。【関連記事】ロシア国防省「ウクライナ無人艇が黒海で偵察艦に攻撃」動画公開

 ◇陸自トラックなどウクライナに引き渡し

 防衛省は24日、ロシアの侵攻を受けるウクライナへの自衛隊車両などの引き渡し式を東京・市ケ谷の同省で開いた。

 21日に広島で開かれた日ウクライナ首脳会談に基づき、陸上自衛隊の1/2トントラックや高機動車など車両計約100台と、非常用糧食のビーフシチュー約3万食を供与した。【関連記事】ウクライナに陸自トラックや高機動車など引き渡し 防衛省で式典

 ◇ウクライナ乗員のF16戦闘機訓練開始

 欧州連合(EU)のボレル外務・安全保障政策上級代表(外相)は23日、ロシアの侵攻を受けるウクライナへの米国製F16戦闘機の供与に向け、EU加盟国のポーランドなどでウクライナ人パイロットの訓練が始まったことを明らかにした。ブリュッセルで開かれたEU国防相会合前に記者団に語った。【関連記事】F16戦闘機 ポーランドなどEU加盟国でウクライナ乗員の訓練開始

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