(写真:読売新聞)
ウクライナを侵略しているロシア軍の占領下にある港湾都市ベルジャンシクで25日夜、大規模な爆発が複数回、発生した。ロシアが一方的に任命したザポリージャ州の「幹部」が明らかにした。ベルジャンシクは最前線から約100キロ・メートル離れており、ウクライナ軍が英国に供与された長距離巡航ミサイル「ストームシャドー」(射程250キロ・メートル超)で露軍の基地を攻撃したとみられる。
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長距離巡航ミサイル「ストームシャドー」=ロイター
ウクライナ大統領府顧問は25日にSNSでウクライナ軍の大規模な反転攻勢に関し、「敵の補給拠点の集中的な破壊が含まれる」と説明していた。本格的な奪還作戦の開始に向けた攻勢の可能性がある。
複数の露メディアによると、ロシアが2014年に一方的に併合した南部クリミア対岸の露南部クラスノダール中心部では26日、無人機攻撃による爆発が起きた。露西部ベルゴロド州でも、国営ガス会社「ガスプロム」の建物で爆発があった。
一方、24日の黒海での露海軍黒海艦隊の偵察艦に対する無人艇攻撃は、ウクライナが関与を認めた。ウクライナ国防省がSNSに動画を投稿した。