アゾフスタリ製鉄所(20日)=AP
タス通信などによると、ロシア軍の占領下にあるウクライナ南東部マリウポリのアゾフスタリ製鉄所で26日夜、爆発があった。露側は、ウクライナ軍が長距離巡航ミサイル「ストームシャドー」(射程250キロ・メートル超)2発を発射したと主張している。
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(写真:読売新聞)
製鉄所は昨年5月までウクライナ軍の抵抗拠点だった。ウクライナ国営通信は、露軍が軍備の修理拠点として利用していたと報じた。マリウポリは前線から約80キロ・メートル離れている。米国がウクライナに供与した高機動ロケット砲システム「HIMARS」の射程の限界付近に位置し、反転攻勢の候補地の一つにも浮上している。
RBCウクライナ通信などによると、ウクライナと国境を接する露西部ベルゴロド州で26日夜から27日未明にかけて、無人機攻撃があった。露内務省の建物や発電所敷地内に爆発物が投下されたという。
一方、露軍は25日夜から26日朝にかけて、首都キーウなどにミサイル17発と無人機31機を発射した。ウクライナ空軍は大半を迎撃したという。東部ドニプロでは露軍のミサイルが病院に直撃し、2人が死亡、3歳と6歳の子どもを含む30人が負傷した。