製造中のリニアモーターカー(2023年6月1日提供)。(c)CGTN Japanese
【6月1日 CGTN Japanese】中国中車(中国の国有企業、世界最大の鉄道車両メーカー)が開発を担当した時速600キロの高速磁気浮上交通システムが2021年7月、青島(Qingdao)でラインオフしました。これは世界初の設計時速600キロの高速磁気浮上交通システムです。中国中央テレビ(CCTV)の番組「スーパーラボ」はこのほど、このリニアの開発におけるハイテクノロジーを公開しました。
リニアは無人運転で、すべての指令はスケジューリングセンターにあり、起動後の運行は普通の列車や高速鉄道より安定しています。時速600キロのリニアモーターカーにはカーテンが装備されていませんが、車内の明るさを自動的に調節できるガラスが採用されており、非常に未来感があります。速度は極めて速く、このリニアに乗れば、北京から上海までの所要時間は2.5時間しかかからず、飛行機に乗るよりも便利だということです。
リニアモーターカーの技術における最大の課題の突破についてスタッフは、主に車両とレールが分離できず、一体化して設計・開発されていることを挙げました。こうした設計は安全性が高く、1車両の乗員数が100人以上で、2~10両の間で編成でき、異なる需要に対応できます。
時速600キロのリニアモーターカーの基本原理は電磁吸引力を利用して列車を軌道に浮遊させ、無接触運行を実現し、高効率で迅速、安全で輸送能力が高く、編成が柔軟で、定時発着率が高く乗り心地が快適であるとともに、メンテナンスが便利で、環境に優しいなどの技術的優位性があります。(c)CGTN Japanese/AFPBB News
CGTN Japanese