改革の「最大の壁」はジャニオタの皮肉…Jr.「2大ドーム公演」発表で世間との温度差が露呈


改革の「最大の壁」はジャニオタの皮肉…Jr.「2大ドーム公演」発表で世間との温度差が露呈

ジャニーズ事務所(C)日刊ゲンダイ

元TOKIO長瀬智也に高まる復帰待望論…性加害問題の逆風下でも生き残れるジャニタレの条件

「ALL Johnnys’Jr. 2023 わっしょいCAMP! in Dome」の開催を発表した。「美 少年」、「少年忍者」といったユニットが、グループの垣根を越えたライブパフォーマンスを披露するという。

 出演者が全てジャニーズJr.の東京ドーム公演は4年ぶりで、ジャニーズアイランドの社長を務める井ノ原快彦(47)は「東も西もひとつになって久しぶりのお祭り。走り続ける彼らを見届けてやってください」と呼びかけたが、ネットでは

《これは、これを観に行くファンの人達も問われてしまいますね》

《タイミング悪過ぎるし空気の読めなさは完全に世間からかけ離れてる感じ。それを指摘する人は社内にいなかったの?》

《こういうイベントをしても、売れ行きが悪いとかあれば多少影響してるのかと思うが、現状ジャニーズ関連はそういうのはない。この問題を重く見ている人間もいるけど、逆にこういう時だから応援したいと考えている人もいる。世の中みんなが同じ方向には向かないものだから、難しい》

 と、このタイミングでの発表に対し、ジャニー氏による性加害問題に拒否反応を示す向きから疑問の声も上がっている。

■ファンの根強いジャニー氏への支持

「今回のジャニーズJr.のドームライブ発表に対し、《Snow ManとSixTONESのように合同デビューが発表される?》《チケットとれるかな?》とツイッターでは呑気なツイートが並び、ライブ名の『わっしょいCAMP』『合同デビュー』『ジャニチケ』などがトレンド入りししました。世間のジャニーズ事務所の変革を求める声と、ジャニオタの温度差が改めて露呈した印象です」(芸能関係者)

 今回のジャニー氏による性加害告発がジャニーズJr.時代の被害が多かったということもあり、このタイミングでジャニーズJr.の活動を活発化させるのは、よりイメージが悪化する可能性もある。社内で延期や中止を呼びかける人はいなかったのだろうか。

「ジャニーズ事務所がこの問題と真摯に向き合い、自浄できるのかの最大の壁は、ジャニオタと言えるでしょう。SNSやYouTubeへの進出や、22歳定年制など、時代に取り残されていたジャニーズ事務所の改革を行なってきた滝沢秀明さんに対しても、当時ジャニオタからは《ジャニーさん帰ってきて》と反発も上がるなど、数々の国民的グループを世に出したジャニー氏信仰は根強かったですから」(同)

 ファンのニーズがある限り、お金も動き、それによりテレビ局や関連企業などが利益を得る図式が出来上がっているため、ジャニーズ事務所としても運営体制を変え、自浄に向かうのはエネルギーのいる事なのかもしれない。

 応援したいタレントの供給を対価として、ジャニー氏による性加害や事務所の異常さには目を瞑ろうとするファンもいるだろう。ジャニーズ事務所の改革の道は長そうだ。



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