ドネツク州で装甲回収車に搭乗するウクライナ軍の兵士
(CNN) ウクライナのゼレンスキー大統領の外交顧問は17日までに、同国軍が踏み切った反転攻勢の最終的な目標に触れ、クリミア半島を含めた全ての領土の奪還であることを明らかにした。
CNNとの会見で表明した。同顧問のイーゴリ・ゾフクバ氏は反攻作戦の一部が始まったことを確認しながらも、詳細には立ち入らなかった。
今回の反攻が戦果を迅速に生み出すことにも慎重な姿勢を示し、目標を達成するまで作戦は数カ月要する可能性にも言及した。
ウクライナ軍による反攻は今回が初めてではないとし、昨年9、10両月に北東部ハルキウ、南部ヘルソン両州でロシア軍を退却させることに成功した作戦に注意を向けた。
その上で今回の攻勢は多分、「最後の反攻ではない」とも指摘。「ウクライナ軍が作戦に成功するのには、西側の支援国による砲弾や弾薬の供与が必要だ」ともつけ加えた。