「ぷよぷよレディースカップ」第2回大会に優勝したあかじさん。セガのプレスリリースより
対戦アクションパズルゲーム「ぷよぷよ」の有名プレイヤー・あかじこうさんが2023年6月19日に死去したことが本人のツイッターで20日に発表された。がんと診断され、闘病していたという。
【全文】あかじさんの死を伝えた夫の投稿
「ぷよぷよレディースカップ」の第1回・第2回大会と連覇していたあかじさん。ぷよぷよの公式YouTube配信にも出演するなど、プレイヤーの間では知られた存在だった。突然の訃報を受け、多くのファンが悲しみをつづっている。
■「約2年半前に癌が診断」
あかじさんのツイッターは3月31日から更新が止まっていたが、6月20日になって、「あかじこうと関わってくださった皆様へ」と題した文書が投稿された。
夫が書いたもので、「昨日6月19日に闘病中だったあかじこうが他界しました。 28歳でした」と伝えている。投稿によると、「約2年半前に癌が診断され、 闘病生活を続けましたが、 自分とあかじこうの家族に見守られながら安らかに息を引き取りました」。
あかじさんについて、夫は「闘病中もぷよぷよの大会に積極的に出て成績を残し、精力的に活動していた姿は誇りに思います」と振り返った。「あかじこうと仲良くしてくださった方、 応援してくださった方、 関わってくださった全ての皆様に、心より感謝申し上げます」とも伝えている。
訃報にはぷよぷよ公式ツイッターも反応。「あかじこうさんには大変お世話になりました。ご本人やご家族のみなさんに深く感謝いたします。ご冥福をお祈り申し上げます」とリプライで追悼した。
「本当にぷよぷよが好きだったんだなって」
ファンだけではなく、多くの同業者があかじさんを悼んでいる。
ぷよぷよプロデューサーの細山田水紀さんは引用リツイートで
「レディース大会2連覇、あと1勝でプロになれるところまでぷよぷよカップを勝ち抜く成績を収めるなど、近い将来プロになるだろうと思うプレイヤーの1人でした」
とあかじさんについて触れ、「ぷよぷよ愛にあふれている方でした。ご冥福をお祈りいたします」とつづっていた。
ぷよぷよプレイヤーのKuroroさんもツイッターで「対戦が億劫な自分に対しても積極的に対戦を挑んでくれたり、楽しそうにぷよをしたり印象深い人でした。楽しい事も今の悲しい事も時折思い出し、忘れずにいたいと思います」と悼んだ。
eスポーツプロ選手のぴぽにあさんも、ツイッターで「すごくストイックにやっててどこまで伸びるんだろうと楽しみにしてました。本当にぷよぷよが好きだったんだなって。いつも明るく同世代の太陽みたいな人でした」とつづっていた。