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大西洋で消息を絶った潜水艇を捜索していたアメリカの沿岸警備隊は22日、潜水艇の破片を発見したと発表しました。これは潜水艇が破壊されたことを示したもので、乗員5人全員の生存は絶望的だとの見方を示しました。
アメリカ沿岸警備隊会見
「けさ、無人探査機が潜水艇の破片を『タイタニック』号から500メートル弱の海底で発見しました。破片は潜水艇の耐圧室が壊滅的に破壊されたことを示しています」
アメリカ沿岸警備隊は、現地時間22日朝の捜索で、大西洋で消息を絶った潜水艇の破片を「タイタニック号」から500メートルほど離れた海底で発見したと発表しました。潜水艇の後ろの部分など、5つほどの大きな破片が見つかったということです。
これは潜水艇が壊滅的に破壊されたことを示したものだとしていて、5人の乗員全員の生存は絶望的だとの見方を示したうえで「哀悼の意を表する」としています。そのうえで、事故が起きた時期や原因は特定できていないとして、今後も調査を続けることを明らかにしました。
ただ、19日に水中の調査を始めて以降、大きな爆発音などは検知していないともしています。
また、潜水艇の運営会社「オーシャンゲート」社も「悲しいことに、乗員5人が亡くなったと考えている」とのコメントを発表しました。
TBSテレビ