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現場検証が続く集合住宅前に花束やお菓子などが置かれていた(24日午前、神戸市西区で)=杉本昌大撮影
神戸市西区の草むらで22日、近くに住む保育園児の男児(6)の遺体が見つかった事件で、遺体にあった打撲痕は10か所以上で、背中に集中していたことが捜査関係者への取材でわかった。男児は遺体発見時、靴を履いておらず、男児の母親は「4人で自宅から遺体をスーツケースで持って行った」と兵庫県警に説明。県警は自宅で虐待されて死亡した可能性もあるとみて調べる。
【動画】防犯カメラにスーツケースを運ぶ4人の姿…神戸、草むらに男児の遺体
県警の司法解剖の結果、男児は打撲による外傷性ショックで19日頃に死亡したとみられる。打撲痕とみられる多数の皮下出血が背中全体に広がっていたが、服で隠せない顔などの部分には、ほとんど見られなかった。発育状況は6歳児の平均的な体重と身長だった。
送検される母親(奥)(24日午前9時30分、神戸市中央区で)=金沢修撮影
捜査関係者によると、男児の遺体は22日午後6時頃、自宅の集合住宅近くの草むらでスーツケースに入れられた状態で見つかった。服を着た状態で、靴は履いていなかった。
自宅周辺の防犯カメラに映っていたスーツケースを運ぶ4人(19日午後5時頃、神戸市西区で)=住民提供、画像は一部修整しています
県警は、母親(34)のほか、男(32)、女(30)、女(30)の3容疑者を、男児の祖母(57)に対する監禁と傷害の両容疑で逮捕した。4容疑者はきょうだいでいずれも無職。母親は「4人で遺体をスーツケースで草むらまで運んだ」と県警に話したという。
自宅周辺の防犯カメラには19日午後5時頃、スーツケースを運ぶ不審な4人の姿が映っていた。同市の最高気温は30度だったが、長袖を着て帽子のようなものをかぶっている様子も確認された。画像の提供を受けた県警は4人の特定を進め、事件との関係を調べている。
県警は24日、4容疑者を祖母に対する監禁と傷害の両容疑で神戸地検に送検。23日に続き、この日も男児ら6人が暮らしていた集合住宅の一室を捜索した。
一家6人は生活保護を受給して暮らしていた。数か月前に男が加わった後、今年2月に男児が保育園を休みがちになり、その翌月頃に4人の逮捕容疑となった祖母の監禁が始まったとされる。
神戸市によると、園職員が4月20日、登園した男児の尻と肩にあざがあるのを確認した際、男児は「誰かからされた」と話した。男児の登園は翌21日を最後に途絶えた。
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