ジョージア(グルジア)のサーカシビリ元大統領=2021年12月、トビリシ(EPA時事)
【トビリシAFP時事】旧ソ連構成国ジョージア(グルジア)で拘束中の同国のサーカシビリ元大統領(55)が3日、数カ月ぶりにテレビで姿を見せた。
【図解】ジョージア
しかし、その衰弱した様子から健康状態への懸念が高まっている。
2004~13年に大統領を務めたサーカシビリ氏は職権乱用の罪に問われた。オンラインで行われた審理で、同氏はシャツをまくり上げて浮き出たあばら骨やへこんだ腹部などを見せ、「私はいかなる犯罪も行っていない」と主張。その様子を複数の独立系テレビが放映した。サーカシビリ氏は以前にハンストを行い、病院に収容されている。
ウクライナのゼレンスキー大統領は駐ウクライナのジョージア大使に対し、サーカシビリ氏の処遇に関して本国と協議するように要請すると明らかにした。ゼレンスキー氏は19年にサーカシビリ氏にウクライナ国籍を付与している。