指示役「ルフィ」今村容疑者 特殊詐欺から強盗へ、元かけ子が語るフィリピンでの姿【仮面の罠 断て特殊詐欺】

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強制送還された今村容疑者(左)と渡辺被告

【動画】「闇バイト」投稿者と記者のやりとり

 「あのグループには、日本全国の(詐欺被害者の)金が集まっていた」。今年3月、東京・墨田区のカフェで記者の取材に応じた50代男性が明かした。

 男性が言う「グループ」とは、今村容疑者や渡辺優樹被告(39)ら日本へ強制送還された幹部4人が関わったとされる現地の特殊詐欺グループを指す。男性はかつて、このグループによる特殊詐欺の被害金の「運び屋」をしていたという。

ホテルが「かけ場」に、元運び屋が証言

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「運び屋」の男性が被害金を受け取った東京都内のホテル入り口

 当時、フィリピンで店舗を経営していた男性は、現地の不動産業者から「日本から現金を持ち込むのを手伝ってほしい」と頼まれたという。東京都内のホテルの一室で見知らぬ女性から札束を受け取るなどし、両国を行き来しながら5、6回にわたり総額7千万円以上を運んだ。

 何の金なのかと不動産業者に聞くと、「ワタナベユウキという日本人に売却したホテルの代金。語学学校になる」と説明された。マニラ首都圏・マカティにあるというホテルの写真も見せられた。購入代金は数億円だった。

 しかし19年11月、現地で日本人の特殊詐欺グループの36人が摘発された。捜査当局がアジトに踏み込むニュース映像に目を疑った。「あの建物だ」。ホテルは語学学校ではなく、詐欺電話の「かけ場」となっていたのだ。

 20年1月、男性は詐欺の共犯として広島県警に逮捕され、運んだのが詐取金と知ったという。その後、不起訴処分となった。

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