プーチン大統領、次の反乱を警戒して国内治安部隊を強化(海外)


プーチン大統領、次の反乱を警戒して国内治安部隊を強化(海外)

2022年11月9日、キルギスのビシュケクで開催されたユーラシア経済サミットに出席したロシアのプーチン大統領。

この動きは、政府が反乱の脅威が去ったとは考えていないことの現れだと戦争研究所は述べている。

民間軍事会社ワグネルは6月にロシア軍指導者に対して反乱を起こした。

戦争研究所(ISW)によると、ロシア政府は国家親衛隊を強化しようとしている。ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領が、再び武装反乱が起こることを懸念しているからだ。

ISWは、ロシアの日刊紙ヴェドモスチの報道を引用し、警察長官がロシア連邦麻薬取締局の特殊部隊を、国家親衛隊(ロスグバルディア)に配置転換することを検討していると報じた。

国家親衛隊はプーチン大統領直属の組織で、2016年に国内治安の脅威と戦うために創設された。プーチンの権力を脅かすものを排除することが、この部隊の中核的な目的のひとつだという。

「国家親衛隊はプーチンに抗議行動をコントロールする直接的な権限を与え、クーデターからプーチンを守るために創設されたものだということに、ロシアウォッチャーは大方同意している」と、戦略国際問題研究所(CSIS)の報告書に記されている。

Tom Porter



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