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敗れた後、感想戦に臨む渡辺明九段=2023年7月8日午前1時3分、東京都渋谷区の将棋会館、北野新太撮影
藤井聡太名人(20)=竜王・王位・叡王・棋王・王将・棋聖と合わせ七冠=への挑戦権を争う第82期将棋名人戦・A級順位戦(朝日新聞社、毎日新聞社主催)の1回戦、渡辺明九段(39)―佐々木勇気八段(28)戦が7日、東京都渋谷区の将棋会館で指され、8日午前0時57分、佐々木八段が158手で勝った。6月に名人を失冠して再起を目指す渡辺九段は黒星スタートとなり、順位戦の連勝は21で止まった。
【写真】感想戦でひざを抱え、自嘲の笑みを浮かべる渡辺明九段=2023年7月8日午前1時27分、東京都渋谷区の将棋会館、北野新太撮影
先手の渡辺九段が選んだ作戦は矢倉。佐々木八段が急戦策で対抗したが、互いに間合いを計りあう展開になり、夜になってようやく本格的な戦いに突入した。終盤、優位を築いた佐々木八段が手堅い指し手を続けてリードを広げ、押し切った。
対局後、和やかな雰囲気の中、感想戦が行われた。渡辺九段は自身の指し手の善悪を振り返りながら、「どこかでもっと攻めなければいけなかった。たらたらやり過ぎた」と反省の弁を述べた。実際の進行とは違う手順に触れながら、「もう眠くて考える気がしない」と冗談交じりにつぶやく場面もあった。
渡辺九段は2018年から20年にかけて、B級1組で12連勝、A級で9連勝して通算21連勝を記録。その後、名人を3連覇したため、順位戦で対局するのは3年ぶりだった。順位戦連勝記録の1位は森内俊之九段(52)の26連勝で、2位は藤井名人の22連勝。
朝日新聞社
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