【参院選2019】選挙カーから連呼…やむを得ぬ事情って?

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参院選で、選挙カーを走らせ名前を連呼する候補者ら
参院選で、選挙カーを走らせ名前を連呼する候補者ら

 ■実は平等志向の結果

 「参議院議員候補、○○でございます。○○、○○、○○をよろしくお願いします」。選挙の“風物詩”ともいえる選挙カー。今回の参院選でも、走る車から名前を連呼する候補者や支援者の姿がいたるところで見られるが、「正直、うるさいなあ」と思ったことはないだろうか。外国人の目にも奇異に映るようだが、実はこれには法律上、やむを得ない事情がある。しかも、お金持ちでなくても選挙運動ができるように考えられた日本流の仕組みなのだという。(橋本昌宗)

「日本人は選挙になると…」

 「日本人は人の迷惑を気にする人が多いのに、選挙になるとわめき立てる車が走り回っている」。東京・大手町の金融機関で働くアメリカ人のグレゴリー・ベイカーさん(39)は、日本の選挙戦を見て驚いた。

 米国では、日本のような選挙カーを見かけることはほとんどなく、候補者や支援者らは主に集会や戸別訪問で政策や支持を訴えている。もちろん、日米で選挙戦の方法は違えど熱烈さは変わらないようで、ベイカーさんは「無党派の多い日本と違い、多くの有権者が支持政党を表明しているアメリカの方が、支持者たちのアピールがすごいこともある」と苦笑する。

 走行中の選挙カーで、日本の候補者たちが名前を連呼するのには理由がある。法律で、それしか認められていないからだ。

選挙カーで選挙運動は原則禁止

 公職選挙法は、選挙カーで選挙運動することは原則禁止で、例外として「選挙運動のための連呼行為をすること」「停止した自動車の上において選挙運動のための演説をすること」だけを認める。つまり、走っている選挙カーでは名前の連呼だけ。車を止めても、その上で演説することしか許されないのだ。

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