損保各社、保険の等級戻す動き ビッグモーター不正「見破るの困難」

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 ビッグモーターが公表した調査報告書によると、同社から事故車を巡り水増し請求を受けた損保会社は、東京海上日動火災保険▽三井住友海上火災保険▽損害保険ジャパン。3社とも取材に、不正に巻き込まれた顧客の意向を聞き、対応を進めていると答えた。

■いったん下がった等級、戻すなら正規分支払いへ

 顧客が保険を使えば修理費は保険金から賄われるが、保険料の割引率を定める等級が下がり、負担する保険料は増える。保険を使わなければ修理費は自腹になるが、等級は維持される。このため各社は顧客に連絡を取り、正規の修理費を知らせた上で、いったん下がった等級を戻すかどうか意向を確認している。

 東京海上が独自に調査したところ、少なくとも300以上の保険金の支払いが不正な請求に基づくものだった疑いが浮上。一部の顧客は、保険を使わなかったことにして等級を戻したいとの意向を示したという。

 この場合、顧客は正規の修理費相当額をビッグモーター側に改めて支払うことになるが、等級が下がったことで値上がりした保険料のうち、値上がり分の返還を受けることができる。

 三井住友海上は、「(保険金支払いの際の)査定の全てに立ち会うのは現実的ではない。巧妙に傷などを工作された事故車の写真を見せられれば見破るのは難しく、そういった不正はないという信頼の上で保険金を支払っている」と説明。損保ジャパンは「過去にさかのぼって調査を進めている」とした。(谷瞳児、佐野楓)

朝日新聞社

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