ドラクエ社会現象でRPGだらけに!? 突然“ドラクエ化”してファンを驚かせたファミコンゲーム


ファミコン『SDガンダム外伝 ナイトガンダム物語』(編集部撮影)

【写真】一見『ドラクエ』にソックリなのはご愛嬌!名作だった『ナイトガンダム物語』の画像■

 ファミコン『スーパーマリオブラザーズ』のヒット以降、多くの横スクロールアクションゲームが誕生したように、『ドラクエ3』のヒットから数年間は突然RPG化したタイトルも珍しくなかった。

■『北斗の拳3 新世紀創造 凄拳列伝』

 原作はもちろん武論尊氏・原哲夫氏による漫画『北斗の拳』。ケンシロウがリンやバットなどを仲間に旅をしていくというもので、エンカウントした敵と戦ってレベルや金を取得し、「かわのかたあて」や「こんぼう」「ヌンチャク」などを買い、自キャラを強化しながらシナリオを進めていくというオーソドックスなRPGとなっている。ちなみに、この作品では金は原作の設定を活かした形で「ジュドル」という名前となっている。

 シナリオ的にはジード襲撃からの原作の内容をなぞっているのだが、RPGゆえに序盤のケンシロウは弱い。レベル1からスタートするため最初は秘孔も突けず、ザコ敵にやられる始末。強さはバットやリンと同じほどで、むしろ武器を装備したバットのほうが攻撃力が高いという具合である。

 他にもリンがいきなり喋れたりと、いろいろと原作とは違う部分のある作品でもあった。しかし、実は過去作も「天破の拳」や「北斗紫滅光破」といったオリジナル技があったりと、ファミコン『北斗の拳』ではこのあたりはありがちな点。むしろ、本作は原作に忠実な方だという見方も出来る。ボス戦ではシン、ジャギ、デビルリバース、サウザーなどなど漫画・アニメでもお馴染みのメンバーが原作忠実のグラフィックで登場している。RPG化したことで、それ以前のファミコン『北斗の拳』よりも表現力が上がったとも言えるだろう。



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