ソウル全域や京畿道など首都圏に大雨注意報が出された(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国気象庁は23日午前、ソウル全域や京畿道など首都圏に大雨注意報を出した。
大雨注意報は、3時間に60ミリまたは12時間に110ミリ以上の降水量が予想される時に出される。傘をさしていても濡れるほどの激しい雨の恐れもあり、渓谷や河川の氾濫に注意が必要だ。
中央災難(災害)安全対策本部はこの日、中部地方や全羅道を中心に強風と雷を伴う強い雨が予想されると発表した。同本部は前日夜に、非常対策レベルを1段階から2段階に引き上げ、危機警戒レベルは最高の「深刻」を維持した。
9日からの全国的な豪雨による避難者の数は23日午前6時までで計1万8000人に上り、このうち1860人が今も帰宅できずにいる。
死者は47人、行方不明者は3人と、前日の発表から変動はない。
私有施設の被害は2746件で、住宅の浸水が1494棟、破損が134棟など。道路斜面の崩壊や河川堤防の決壊、上下水道の破損、浸水といった公共施設の被害は6897件。これらのうち61%は応急復旧を完了した。
現在も173か所の道路で交通が規制され、641か所の河川敷などで立ち入り規制が続いている。
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