祝!共栄学園初の甲子園切符 地元・お花茶屋商店街がポスター&号外で祝福ムード

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共栄学園内で行われた祝勝会であいさつする横田主将(手前)(撮影・木村 揚輔)

 京成お花茶屋駅北口から共栄学園に向かう通りにある商店街「プロムナードお花茶屋」。同校野球部が劇的な初優勝を決めた直後から、店頭や電柱などに甲子園初出場を祝うポスターが30枚ほど貼り出され、号外も配られた。

 お花茶屋商店街振興組合の高野光秀理事(65)は「お花茶屋で号外が配られた光景を初めて見た」と大興奮。少しでも同校の力になろうと、寄付金を募る準備に着手した。「菓子処(どころ)みたから」の店主矢沢勝さん(73)は「本当にワクワクする展開だった。感動をくれた野球部のみんなに何か恩返しができれば」と興奮冷めやらぬ様子で話した。

 今では全校生徒726人のうち男子417人の共栄学園だが、もともとは女子校。2003年に男女共学となった。05年創部の野球部は専用グラウンドがなく、江戸川区内の河川敷を借りて練習を重ねてきた。高野さんは「昔は共栄といえば女子校のイメージ。野球部は専用グラウンドもないのによく頑張ったよ」とねぎらった。

 創部から18年で激戦区の東東京大会を勝ち抜いた野球部。高校側は食堂で毎日、朝昼の食事を部員に提供。部員が学校内で練習する週2回は、晩ご飯も提供してサポートしてきた。杉山晴彦教頭(58)は「こんなに早く結果を出してくれるとは。驚いています」と話した。

 この日の決勝戦は500人ほどの生徒が神宮球場で声援を送ったほか、学校の講堂で行われたパブリックビューイングにも在校生ら約50人が駆けつけた。優勝が決まると校舎には「おめでとう甲子園出場」と書かれた垂れ幕が掲げられた。

 初の甲子園は500人規模での全校応援を見込む。女子バレー部が全日本高校選手権の常連で全校応援のノウハウはあるが、こちらの会場は東京体育館と近場。兵庫県にある甲子園までは生徒をバスに乗せての長距離移動となり「宿泊も伴うので未知の世界」と杉山教頭。系列校で夏の甲子園に5度出場歴のある春日部共栄(埼玉)などからアドバイスを受けて応援体制にも万全を尽くすつもりだ。(高原 俊太)

 ≪女子校→男女共学 04年に済美旋風≫女子校から男女共学に移行後、野球の全国区の強豪に変貌を遂げた高校として有名なのが愛媛・済美。2002年度に男女共学となり、04年春の甲子園で初出場初優勝の快挙を達成した。史上最速となる創部3年目での日本一だった。これまでに春夏合わせて8度甲子園に出場し、04年夏など準優勝も3度。今夏の鹿児島代表となった神村学園は97年に男女共学となり、05年の春の甲子園に初出場。準優勝に輝いて一躍話題になった。

 ▽プロムナードお花茶屋 組合加盟店は約70。「お花茶屋」という町名を名付けたのは江戸幕府の八代将軍徳川吉宗とされる。同地に鷹狩りに訪れた際、腹痛を起こし「お花」という茶屋の娘に看病してもらったことに由来するという。1948年ごろから一般住宅が建つようになり、数店の商店が営業し商店街に発展した。

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