8カ月前に語っていた「藤井聡太竜王とのタイトル戦」 伊藤匠七段が挑戦権獲得 「同学年」との頂上決戦への思い

[ad_1]

藤井竜王への挑戦権を獲得した「同学年」伊藤匠七段

将棋の竜王戦挑戦者決定三番勝負で、伊藤七段が永瀬拓矢王座(30歳)を破り、藤井聡太竜王(名人・王位・叡王・棋王・王将・棋聖合わせて七冠、21歳)への挑戦権を獲得したのである。

伊藤七段は藤井竜王よりも誕生日が約3カ月遅いだけの「同学年」だ。
デビュー以来の華々しい活躍で将棋ブームを巻き起こし、タイトルを次々獲得して「夢の八冠」にあと一歩と迫っている藤井竜王。
一方、4年遅れでプロ棋士になった伊藤七段も順調に勝利を積み重ね、タイトル戦への初挑戦を勝ち取った。

インタビューでは「まだまだ(藤井さんとの)実力差を感じている」とも話していた伊藤七段。
「同学年の天才」の背中を追い続けてきた棋士人生、そしてついに実現した“頂上決戦”に抱く思いとは。

破竹の12連勝で「竜王戦ドリーム」実現

8カ月前に語っていた「藤井聡太竜王とのタイトル戦」 伊藤匠七段が挑戦権獲得 「同学年」との頂上決戦への思い

激闘の末に永瀬王座(左)を破る

永瀬拓矢王座を破ってタイトル挑戦を決めた直後の記者会見。伊藤七段は落ち着いた表情でこう話した。

藤井竜王への挑戦権を獲得するまでの道のりは、正に快進撃と呼べるものだった。
竜王戦は棋士を1組から6組までのグループに分けてトーナメントを行い、さらにそれぞれの組の上位11人(1組は優勝者~5位、2組は優勝者・2位、3組~6組は優勝者のみ)で決勝トーナメントを戦う。

伊藤七段は5組のトーナメントで5連勝して優勝。続く決勝トーナメントでも1組から出場の3人を破るなど5連勝して、永瀬王座(1組3位)との挑戦者決定三番勝負にたどり着いた。
現時点で藤井竜王以外の唯一のタイトル保持者である永瀬王座をも2連勝で撃破し、破竹の12連勝で挑戦権を獲得したのである。

下位グループの棋士が決勝トーナメントを勝ち抜いていく様は「竜王戦ドリーム」とも呼ばれるが、伊藤七段は、見事にそれを体現した。
5組の優勝者が竜王に挑戦するのは史上初めての快挙だ。

去年12月のインタビューでは、タイトル挑戦についてこう語っていた伊藤七段。
「今のところ勝ち上がっている棋戦が全然ないので、あんまり具体的な話ではないんですけど、一つ一つ勝っていって、タイトル戦を目指せる位置まで行ければいいなと思います」

インタビューから12日後。
伊藤七段は竜王戦5組ランキング戦で瀬川晶司六段を破った。
ここから「竜王戦ドリーム」は始まったのである。

[ad_2]

Source link