ウクライナ・ロシアの戦闘による死傷者の数が500,000人に迫っていると、米紙ニューヨーク・タイムズが報じています。
ウクライナとロシアの戦闘が始まって以来、両軍の死傷者は急増しており、現在では500,000人に接近していると見られています。ウクライナ軍の大規模な反撃により戦闘が激化し、今後も死傷者は増加する見込みです。
死傷者の数について
ロシア側の死者数は、民間軍事会社の戦闘員を含めて約120,000人と推計されています。負傷者数は17万〜18万人と見積もられています。一方、ウクライナ軍では約70,000人が死亡し、10万〜12万人が負傷したと報道されています。両軍とも死傷者数の公表に消極的であり、正確な数字は把握が困難とされています。前線では負傷兵の救護態勢が整っていないため、犠牲者が増える可能性があると指摘されています。
民間人への被害の拡大
民間人への被害も広がりを見せています。チェルニヒウ中心部の劇場ではロシア軍のミサイル攻撃を受け、7人が死亡し、子供や警察官を含む117人が負傷しました。劇場では無人機の展示会が開催されていたとのことです。
プーチン氏のロストフ・ナ・ドヌー訪問
ロシア大統領のプーチン氏は、ロストフ・ナ・ドヌーの侵略作戦司令部を視察し、ロストフ・ナ・ドヌーの状況についてワレリー・ゲラシモフ参謀総長などから報告を受けました。ロストフ・ナ・ドヌーは6月の反乱で一時的にロシア民間軍事会社「ワグネル」に制圧されましたが、反乱鎮圧後にプーチン氏が訪れるのは初めてです。
ゼレンスキー大統領のスウェーデン訪問
一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は北欧スウェーデンを訪問し、ウルフ・クリステション首相と会談し、連携強化を確認しました。