東大阪市長選挙：衆院選への意気込み
大阪府東大阪市では、9月17日に告示され、24日に投開票が行われる市長選挙において、現職の野田義和市長（66）は、4期目を目指して地域政党である大阪維新の会から公認を受けて立候補することを18日に表明しました。野田市長は2007年の初当選以来、無所属で活動しており、これまで自民党と公明党の支援を受けてきましたが、今回は維新所属で5期目を目指すことになりました。
維新公認に向けての意義
野田市長は記者会見で、維新公認で出馬する理由について、「東京に対峙する大阪を作る考え方は一致している」と説明しました。維新は、大阪市と堺市に次ぐ府内第3の都市である東大阪市でも市長ポストを獲得し、支持を広げたいとの考えがあります。同席した横山英幸幹事長（大阪市長）は「効率的な自治体運営を進める方向性は合致している。一緒に歩むことはプラスになる」とコメントしました。
自民・公明からの反応
一方、野田市長を支え続けてきた自民党と公明党側は、怒りが収まりません。野田市長が5月に開催した政治資金パーティーには、自民党と公明党の支持者も参加しており、自民党の府内選出の衆議院議員は「支持者への裏切りであり、批判する言葉すら思いつかない」と不快感を表明しました。公明党府本部の幹部も「維新の勢いを感じ、生き残るための決断だろう」と述べました。両党は告示まで1か月を切っており、独自候補の擁立は難しいとされています。一方、共産党府委員会は従来通り、対立候補を擁立する方針を示しています。
記事の出典: 日本ニュース24時間
