ウクライナで徴兵を逃れる人々が増加、国境では偽装出国者が毎日拘束される

ウクライナで徴兵を逃れる人々が増加、国境では偽装出国者が毎日拘束される

ウクライナでは、ロシア軍への反転攻勢に備え、兵員を確保するために総動員体制が強化されました。その結果、徴兵を逃れる人々が相次いでいます。偽装出国や徴兵担当者の汚職が広まっており、政府は徴兵対象の規則を変更し、取り締まりを強化しています。

企業による徴兵奨励制度

欧州の滞在先で、偽装出国の葛藤を胸に海を眺める男性(1月)

徴兵逃れを防ぐため、ウクライナ政府は企業に徴兵のノルマを課す仕組みを導入しました。これにより、都市部の住民も徴兵の対象になりました。さらに、住民票の登録地と異なる場所に居住し、召集令状を回避する市民の摘発も行われています。

「死ぬ覚悟ない」

ウクライナを出国し、欧州に滞在しているある男性は、徴兵を逃れるために偽装出国業者に賄賂を渡し、出国許可の書類を入手しました。彼は帰国するつもりはなく、ウクライナでの死を覚悟している友人や同僚の死を目の当たりにしていると話しています。

賄賂の授受

国境では毎日、平均20〜30人の偽装出国者が拘束されています。医師に賄賂を渡し、偽装診断書を入手するなどの手法が横行しています。政府は徴兵の対象外者に関する規則を変更しました。

政府は徴兵逃れに関連する汚職の摘発にも取り組んでいます。保安局は112件の賄賂の授受に関与した徴兵担当者33人を告発しました。全国の徴兵責任者が解任され、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領はこの行為を「重大な裏切り」と非難しました。

元記事のリンク: 日本ニュース24時間