清水建設が初の船舶建造 巨大洋上発電風車に対応

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清水建設が初めて建造する洋上作業船について説明する、関口猛エンジニアリング事業本部長と井上和幸社長(右)=24日、東京都千代田区
清水建設が初めて建造する洋上作業船について説明する、関口猛エンジニアリング事業本部長と井上和幸社長(右)=24日、東京都千代田区

 清水建設は24日、世界最大級のクレーン能力を持つ洋上作業船の建造に来月にも着手すると発表した。同社としては初めての船舶で、投資額は500億円。令和4年10月に完成する見通し。高さ200~300メートル規模の大型洋上風車の建設に対応しており、拡大を見込む洋上風力発電市場で風車建設の受注を目指す。

 建造する洋上作業船は全幅50メートル、全長142メートル、総トン数2万8千トン。洋上作業時には船に備えられた4本の足を海底に着床させ、船体を海面から浮かせて安定させる。その上で、大型クレーンを動かして風車の基礎部分を海底に打ち込み、基礎部分に作業員が風車の中心軸や羽などを備え付ける工事を行う。

 作業船は、発電能力8メガワット、海面からの高さが約200メートルという巨大な風車や、さらに大規模な約300メートルの風車の建設に日本で初めて対応。今年4月の洋上風力新法施行後に拡大が見込まれる洋上風力発電関連施設の需要取り込みを図る。

 記者会見した井上和幸社長は「発電事業者に積極的に営業を図り、洋上風力発電関連施設の建設工事市場でトップシェアを取りたい」と説明した。

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