被災スリッパが100キロの旅…台風で流された静岡市の旅館スリッパ 約1年後に愛知県豊橋市の海岸で発見

スリッパ

静岡市で発生した台風によって浸水したある旅館で、青いスリッパが流されました。約1年後の2023年8月12日、静岡市から100キロ以上離れた愛知県豊橋市の海岸で、そのスリッパが打ち上げられているのが見つかりました。

青いスリッパが100km以上の旅

青いスリッパは、静岡市の山間にある旅館の備品として使用されていました。2022年9月、台風によりその旅館は浸水しました。調理場の器具や車などが1階で使えなくなり、ロビーには泥水が流れ込みました。

約1年後の2023年8月12日、静岡市から流されたスリッパは、愛知県豊橋市の海岸で見つかりました。なんと、その距離は100キロ以上もあります。

スリッパが発見された時、旅館の油山苑・大塚祐史取締役は「小さいスリッパがプカプカ浮いて、浜辺に打ち上げられたのがびっくりしました。家族全員で驚いた」と話しています。

休業中の旅館はクラウドファンディングを実施し、560万円が集まり、改装工事が行われています。

「色々なメッセージが励みになる」

スリッパの発見の知らせを受けて、旅館の油山苑・大塚祐史取締役は「色々なメッセージを頂いて、とても励みになりました」と話しています。

旅館は2024年2月ごろに営業を再開する予定です。

(参考:「イット!」8月22日放送)

参照リンク:日本ニュース24時間