「ジャニーズとの蜜月関係からの脱却!「24時間テレビ」が最低記録を更新」

ジャニーズ所属タレントを起用した「24時間テレビ」のピンチ

「24時間テレビ46」が視聴率・募金額ともに史上最低のピンチに陥っている

日本テレビの上層部は、今週末(26日、27日)に迫った「24時間テレビ46」について頭を抱えていると伝えられている。今回のメインパーソナリティーはジャニーズ事務所所属のアイドルグループ「なにわ男子」である。他にもチャリティーパーソナリティーには女優の芦田愛菜さんとフリーアナウンサーの有働由美子さん、俳優の小泉孝太郎さんらが共演する予定だ。一見すると豪華な布陣だが、内情を知る編成関係者によれば、大手広告代理店が実施した事前のアンケート調査結果が予想外の結果となり、史上最低の番組視聴率を記録する可能性が示唆されているという。

ジャニーズ事務所の問題が「24時間テレビ」に影響を及ぼしている

ある日テレ関係者は、「ジャニー喜多川氏の性加害報道が全ての原因だ。すでにジャニーズ所属タレントや元タレントが数百人以上、ジャニー喜多川氏の性的被害の被害者になっている可能性があることが確認されつつある。この件に関しては、先月4日に国連人権理事会のビジネスと人権作業部会の専門家2人が会見を開催し、ジャニーズ事務所を含む大手メディアが事実認定を遅らせていることについて指摘され、共犯関係にあることが明らかになった。特に最近の「24時間テレビ」は、ジャニーズ所属タレントたちと一緒に歩んできたと言っても過言ではない」と明かしている。

つまり、「24時間テレビ」はジャニー喜多川氏の性加害問題が裏に透けて見える状況にあると言える。

視聴者が直面するジレンマとは

極端な話をすれば、まだ正式な謝罪をしていないジャニーズ事務所所属のなにわ男子が司会を務める「24時間テレビ」を視聴することは、ジャニーズ事務所による性加害を認めたこととも捉えられるかもしれない。特に問題なくジャニーズタレントを応援してきた純粋な女性ファンたちが最も影響を受けている。性加害は男性でも女性でも絶対に許されるべきではないが、日本テレビ自体も性加害報道に巻き込まれたジャニーズ所属タレントを起用することに対しては沈黙を守っているという。

過去の「24時間テレビ」の苦い思い出

日本テレビ関係者が黒歴史として語るのが、1991年7月27日から28日に放送された「24時間テレビ14」だ。徳光和夫アナウンサーを筆頭に、当時人気だった渡辺徹さん、森口博子さん、宮沢りえさん、西田ひかるさんらが出演したが、結果的に視聴率はたったの6.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)に終わった。

それ以降、日本テレビでは徹底的な構成見直しが行われ、シングル視聴率を取ることは一度もなかったという。

今年度の「24時間テレビ」における懸念事項

そして、今年度の「24時間テレビ」では、過去最低の視聴率を更新する可能性が浮上しているとの懸念もあると伝えられている。

さらに、募金額にも懸念がある。毎年10億円近いチャリティー募金が集まるが、番組の視聴率が低い場合、募金額も最低記録更新の可能性があるという。その焦りは、目玉企画のチャリティーマラソンにも現れているという。

「24時間テレビ」とジャニーズ事務所との関係が逆風にさらされ、史上最低記録を更新する「24時間テレビ」になるかもしれない。