9月も続く猛暑 全国に「高温に関する早期天候情報」発表 暑さの記録さらに更新も

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厳しすぎる残暑は9月に入ってもなかなか収まりそうにありません。きょう28日(月)、この先2週間も気温のかなり高い日が多くなるとして、全国に「高温に関する早期天候情報」が発表されました。これまでの暑さの記録をさらに更新する所も出てきそうです。

続く残暑 なかなか収まらず

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きょう28日(月)は、京都市や仙台市で猛暑日の最多日数記録を塗り替えるなど、暑さの記録が続々と更新されました。まもなく9月を迎えるというのに、厳しすぎる残暑が続いています。今年は北海道や東北、北陸など特に北の地方で記録的な暑さとなっているのが特徴です。

きのう27日(日)には、今週末にかけても気温の高い状態が続くとして、「高温に関する全般気象情報」が発表されましたが、きょう28日(月)は、さらに来週も気温のかなり高い日が多くなるとして、「高温に関する早期天候情報」が発表されました。厳しい暑さはなかなか収まりそうにありません。

(※「早期天候情報(気温)」は、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、 5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表されます。)

広範囲で30℃以上の高温続く 猛暑日も続出

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この先の真夏日、猛暑日地点(割合)の予想を見てみますと、30℃以上の地点は全国のアメダスの8割前後にあたる700地点くらいと、広い範囲で気温の高い状態が続きそうです。また、約1割から2割くらいにあたる、100地点~200地点前後では35℃以上の猛暑日が予想され、体にこたえる暑さも長く続くでしょう。暑さの記録を塗り替える所もたくさん出てきそうです。

さらにtenki.jpの2週間予報を見ても、東北から九州で33℃前後の予想の日が多くなっています。夜間の寝苦しさもまだまだ続きますので、引き続き体調管理はもちろん、農作物の管理などにも注意が必要です。

熱中症予防のポイント

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熱中症を予防するには、以下のポイントを心がけてください。

①日頃から、体調管理を心がけましょう。朝など時間を決めて、毎日体温を測定したり、健康状態をチェックしたりすることにより、体調の変化に気づくことができます。
②できるだけ暑さを避けて、喉が渇く前から水分補給を心がけましょう。なるべく涼しい服装を心がけ、日傘や帽子も活用するのが効果的です。入浴の前後や、起床後も、まずは水分を補給しましょう。汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく、塩分補給も忘れないでください。
③暑さを我慢せず、エアコンを使って室内の温度を適度に下げましょう。室内に温度計を置き、こまめに室温を確認しながら調節するとよいでしょう。なお、感染症対策として換気を行う場合は、窓とドアなど2か所を開放したり、扇風機や換気扇を併用したりするのが、おススメです。換気後、エアコンの温度は、こまめに再設定してください。

もし、少しでも体調が悪いと感じたら、無理をしないで、自宅で静養することが必要です。高齢者や子ども、障がいのある方は、特に熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど、十分ご注意ください。

日本気象協会 本社 中川 裕美子

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